スケボーの怪我!オーリーはここに注意!(予防策あり)

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この記事はスケボーの基本トリックであるオーリーで怪我をした実体験と、少しでも怪我の状況を軽くするための予防策をセットでお伝えしていきます。

2020東京オリンピックで新競技としてスケボーが採用されてから一気に注目度が上がっています。お子様の習い事の1つとして考える親御さんも増えてきました。中高生もトリックのインパクトに引き込まれて憧れを抱いたりする子もいるでしょう。

決まるとかっこいいトリックが多数あるスケボーですが、練習するときに必ず付いてくるリスクがあります。

それは「怪我」です。スケボーの練習をしている人はよほど慎重なタイプでない限り、ほぼ100%怪我をするのではないでしょうか?むしろ怪我をしながら感覚を掴んで上達するのがスケボーではないかと考えます。ちなみに、スケボーにある程度没頭した人で、怪我をしなかった人は自分の周りにはいません。

また、怪我をきっかけにスケボーから去っていく人も多いです。板に乗って直進するだけの敷居の低い遊びのイメージから、返ってくる怪我の代償が大きすぎるのでしょう。

怪我が多いジャンルなのでスケボー愛がなければ当たり前のように挫折します私はスケボーのトリック練習で左足首のじん帯断裂を経験しました。

小さい怪我は数が多く思い出すことも難しいですが、最初に大きい怪我をしたトリックは「オーリー」の練習中でした。

スケボートリックの代名詞である「オーリー」の怪我予防について説明します。私と似たような怪我を経験した人は多いのではないでしょうか。

私がオーリーの練習時に怪我をした事例をもとにして予防策も紹介しますので、最後まで読んでいただいて、気持ちを新たにオーリーの練習に向き合っていただけたらと思います。

私が経験したオーリーの怪我

まずは私が実際に経験したオーリーでの怪我を詳しく説明します。

オーリーでどこを怪我した?

まずはどこの怪我か説明すると、下記画像の「踵腓靭帯」(しょうひじんたい)という部分を切ってしまいました。

画像引用 青山筋膜整体 理学BODY

オーリーのどんな練習で怪我をしたのか

オーリーのどの状態での怪我をしたのかというと、着地(ランディング)です。

当時は空き缶を1つ立てたくらいの高さのものを超える練習をしていました。大した高さも飛べていないのに、無謀にも走行しながら車の輪留め越えに挑戦していたのです。

具体的には以下のような状況です。

  • 走行しながらオーリーで飛んだ
  • 輪留めを越えられずに後輪が乗り上げた
  • 着地が前傾になった
  • 前傾のため足首を水平に保てなかった

私はグーフィースタンスなので左足が進行方向です。オーリーのすり足を意識していたためか、すり足状態のままで全体重が左足に乗ってしまいました。

その瞬間、左足から「ブチッ!」という感覚があったのを今でもハッキリ覚えています。

そこからは激痛のためあまり記憶がありません。とはいえ、意識がなくなったのではなく、痛すぎて他のことは考えられませんでした。

オーリーで怪我から病院での診察、処置内容は?

怪我の直後は病院に行きますが、その日は日曜日でした。急患で診察してもらい、当日にレントゲンは撮れず簡易的に包帯で固めて終了。次の日に再診します。

再診では骨に異常はなく、お医者様から「3段階的に言うと2だね」と言われました。靭帯は少し切れてしまったようです。ですが、くるぶし周りの靭帯を損傷の場合は「捻挫」として捉えてOKです。

ただし、捻挫を軽く考えて治療しないことは絶対にやめてください。後々大変なことにもなりかねません。最悪はスケボーだけでなく、通常の運動機能も損なうことになりかねません。

靭帯の怪我のレベルを表にすると以下のようなイメージになります。

靭帯の損傷レベル完治までの目安施術
1段階目は靭帯が伸びた程度数日包帯で固定
2段階目は靭帯が少し切れた状態1~2週間包帯で固定
3段階目は靭帯が完全に切れた状態3週間~6週間ギプスで固定

診察前は絶対にギプスだろうと思っていました。意外にもシンプルに包帯で固定といわれ本当に大丈夫かと不安になったのも覚えています。

これからオーリーの練習で靭帯を切る予定のみなさま。靭帯は切れてもちゃんと治療すれば治ります

場合によっては手術のケースもあるようですが、おそらく事故レベルの靭帯損傷なのでは?と想像しています。

怪我した瞬間はとても痛いですが、周りの人達のやさしさを感じる期間でもあるので、割り切って治療に専念しましょう。

【オーリー練習】靭帯の怪我(捻挫)の予防策とは?

くるぶし周りの靭帯の損傷というのはかなり多く見られる怪我で、スケボーのみならず各種スポーツや日常生活など様々な場面で起こると考えられます。

怪我は望んでするものではないので避けづらいとは思います。ですが、万が一怪我をしてしまっても症状を軽くする行動は起こせます。次は具体的に何をすればいいのか説明します。

オーリー練習前に捻挫予防でテーピングで防ぐ!!

以下は、テーピングを巻くことで得られる効果となります。

①特定の関節の動きを任意に制限する
外傷の原因となってしまう関節の特定の動きを制限することで、靭帯などへの牽引張力を減らすことが来ます。大切なことは、特定の動きにのみ制限をかけ、ほかの動きには制限をかけないようにすることです。

ポイントとして、どの動きを制限したいのか、それ以外の動きを制限せずに考え、貼る場所や方向、強さを決めることです。

②圧迫する
全体的な圧迫はもちろん、部分的な圧迫もテーピングで行うことができます。肉離れや太ももの打撲に対するテーピングとして有効です。

③痛みを和らげる
関節を固定して動きを制限したり、圧迫することによって一時的に痛みを和らげることができる場合があります。しかし、テーピングを巻いたからといって治るわけではなく、あくまでも一時的に痛みを和らげているだけですので、その後しかるべき治療を行うようにしましょう。

④精神的な支えとなる
実際にテーピングを巻くことによって、「もう一度同じ怪我を繰り返してしまうのでは?」といった再発に対する不安感を軽減することができます。

引用 足立慶友整形外科

②~④は怪我をしてしまった後の処置的なテーピングの使い方です。通常のオーリー練習では、①の内容を意識したテーピングの使い方が最適となります。

こちらは簡単に巻ける足首の捻挫予防のテーピング方法の動画です。

テーピングの材料費が掛かりますが、怪我でスケボーに乗れないよりもいいと思いませんか?また、万が一怪我に直面しても予防策を取っているので軽傷済みます。オーリーの練習の際には是非取り入れてみてください。

また、テーピングを巻いてトリック練習し続けると、テーピング無しでのトリックに支障が出るのではないか?と考える方もいるでしょう。

オーリーなどのトリック練習に慣れてきた頃には、テーピングはやめていいと思います。あくまでも上手に練習ができるようになるまでの予防策として考えてください。

テーピングを巻かずに不安なく練習できる頃には、オーリーでの練習で怪我をする頻度は大きく減っているはずです。

テーピングを巻く事も大切ですが、次項のストレッチを併用するとさらに怪我から無縁に近づくはずです。

スケボーの怪我を軽くするならストレッチ!

スケボーのみならず、運動前にストレッチをまったくしない方も多いのではないでしょうか?

スケボーでの怪我を軽くするには日々のストレッチがかなり効果的です。実際に怪我をした私自身のことですが、ストレッチなんて完全に無視してスケボーに乗っていました

若気の至りでストレッチなどを真剣に行う行為に、どこかかっこ悪さのようなイメージがあったのかもしれませんね。

私はダンスにも興味があり練習していましたが、そこでストレッチがいかに重要かを知ることになります。ダンサーというのは仲間が集まれば自然にストレッチから始まります。

ダンス練習に遅れてくる仲間もいましたが、やはり最初のストレッチを怠った状態で怪我をすると、重症化率が高くなるのを見てきました。

こちらの動画はスケーターが紹介するスケボー専用のストレッチです。

スケボーの練習前にしっかりストレッチしておくと、固くなっている関節の可動域が広くなり、万が一のときに症状を軽くする効果があります。

ストレッチならお金もかからずに実行できるのでかなりおすすめです。是非取り入れてみてください。

オーリーで怪我をした人達の声

ここでは、スケボーの練習で怪我をした人の声を集めてみました。痛々しいコメントをみて怪我をしない心構えを作るきっかけにしてください。

オーリーで怪我をしないために守るべきこと

ここまで予防策を紹介しましたが、1番大切なことは自分のレベルに合った練習を行うことです。スケボーでまともに滑ることもできない状態でオーリーの練習をするのは早計だと思います。

また、低いとはいえいきなり障害物越えのオーリー練習をするべきではありません。まずは安定した滑り。障害物なしのオーリーから、ボードを平行の状態で安定してランディングに繋げることができるようになることを目標に練習しましょう。

まとめ

私がスケボーの基本トリックであるオーリーの練習で左足の靭帯を切った事例をもとに予防策まで説明しました。

靭帯の損傷はいわゆる捻挫ですが、オーリーの練習中に起きる捻挫を防ぐにはテーピングとストレッチが良い方法だと言えます。

補足するなら、1番の安全策は完成していないオーリーで無茶なことはしないほうがいいです。私が考えるスケボーというのは、ある程度怪我を経験しながら感覚を掴むスポーツです。

そんなスケボーの世界ですが、極力無駄な怪我は避けられる工夫は必要だと思います。

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